民族学
オリチャ(ウリチ)人の謎々
POWRÓT
活動
ピウスツキは日本から戻った後、オリチャ(「マングン」とも呼ばれ、現在の呼称は「ウリチ」)人と初めて接触した。彼らはアムール川沿いのマリインスクから来た新参者で、アイヌ人と交易をしていた。彼らは自らを「ナニ」と呼び、アイヌたちは彼らを「シャンタ」と呼んだ。ピウスツキはこの世界を調査する情熱に駆り立てられ、オリチャ人に魅了されて、約2,000のオリチャ語を記録し、いくつかの謎々を書きとめた。
オリチャ人の想像力は時に驚くべきもので、彼らのユーモアのセンスには不条理が混ざっている。
ここに謎々の一例がある。
出たり入ったりするものは何?
答えは、「針」。
オリチャ語では、この謎々はとても響きがいい。
“Giltere – sombore?
Kita!”
もうひとつの謎々。
4人で一つの帽子をかぶっているのは何?
答えは、「テーブル」。
„Diu ni omo apubma tychi?
Dyry!”